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今日からあなたもネット通!初心者向けインターネット用語講座

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皆様はインターネットを契約しようとHPなどを見ていた時に、
「この言葉ってどういう意味?」となったことはないでしょうか。

言葉の内容が汲み取れないと、
自分が契約しようとしているサービスがどんなものなのか判断することが出来ません。

契約してみたら自分が思っているような内容でなかったとしても、
一度契約すると途中解約には違約金が発生することも少なくありません。

ということで今回は、
初心者の方に是非知ってほしいインターネット用語について解説したいと思います。

この記事はこんな人におすすめ
  • インターネット用語についてよく分からなくなっている人
  • インターネットを契約しようか悩んでいる人

インターネットの用語は一見難しいですが、
実は中身を紐解くとシンプルなものが多いです。

この記事を通してインターネットについて少しでも知識を深めていただけると幸いです!

光回線

電球のイラスト

最初にご紹介するのは「光回線」についてです。

回線とはインターネットを利用する際のデータを運搬するための道のことをいいいます。
電柱や地下を通じて利用者宅に引き込み、そこから各所へ通信を行います。

この回線ですが、大きく分けて2種類あります。
それが電話回線光回線です。

電話回線 光回線
サービス名称 ISDN、ADSL ○○ひかり
料金 従量課金制
※使ったら使った分だけお金がかかる
どれだけ使っても定額
通信速度 遅い
※画像を見るだけで5分ほどかかることも、、
早い
※SNSもさくさく見れる
安定性 電波干渉や基地局までの距離で通信速度が落ちやすい 比較的安定している

特徴を上の表にまとめました。
電話回線はインターネットが普及し始めたときに使われた回線種別で、
光回線と比べてメリットはほとんどありません。

筆者
筆者

こういった事情から今では電話回線を利用したインターネットサービスはほとんど廃止になりました。
現在はインターネット=光回線となるのですが、
インターネットサービスを指す言葉として「○○ひかり」ような名称が使われています!

光コラボレーション

「光コラボレーション」とは、NTTが提供するサービスである「フレッツ光」を使って、
インターネットサービスを提供しているプロバイダのことです。

プロバイダとは「インターネット接続サービスプロバイダ(Internet Service Provider)」の略称で、頭文字をとって「ISP(アイエスピー)」とも呼ばれています。

インターネット接続サービスを提供する事業者のことを指します。

インターネットサービスを提供するためには全国に光回線を敷設する必要があります。
これにはお金と時間が沢山必要になります。

そこでNTTが既に提供のサービスを利用しながら、
各プロバイダが独自の料金サービスや割引サービス(携帯と一緒に契約すると割引など)をすることによって、インターネットサービスを提供しています。

光コラボレーションをしているプロバイダの例

  • ドコモひかり
  • ソフトバンクひかり
  • 楽天ひかり

他多数

参考:「光コラボレーション事業者さま」及び「お取り扱いサービス」一覧

光コラボレーションは各社が光回線を用意する必要がありませんが、
様々な企業が同じ回線を使用するため、
特に混雑しやすい時間帯(夜間や休日など)は通信速度が落ちやすいというデメリットがあります。

これとは逆に自分達で光回線を用意している会社もあります。
これを「独自回線」といいます。

独自回線を使用しているプロバイダの例

  • auひかり
  • NUROひかり

他多数

独自回線の場合、NTTが提供しているサービスより利用できる地域が狭くなってしまうというデメリットがありますが、
利用者が限定されるため、通信速度が安定しやすいといったメリットがあります。

独自回線を使っている会社も全てを自分達で用意している訳ではなく、
一部はNTTが使用しなくなった光回線を購入して利用しています。

こういったNTTが使わなくなった光回線のことを
「ダークファイバー」といいます。

ギガ

ギガのイラスト

皆様はこんな広告をみたことはないでしょうか。

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この「ギガ」という言葉ですが、
実はこの通信業界においてはかなり便利使いされている単語なのです。

使い方①:通信容量としてのギガ

まずは通信容量としての「ギガ」の使い方です。
主に携帯キャリアが「ギガ」という言葉を使うときはこちらの意味です。

この場合の「ギガ」は「ギガバイト(Gigabyte)」の略称で、
データ容量の単位を指します。

皆様が携帯でインスタグラムやTikTokを閲覧すると、
インターネット上でデータのやり取りをすることになります。

その際のデータの総量をデータ通信量と呼び、
契約したデータ容量を超える通信をした場合、通信制御がかかることになります。

筆者
筆者

最近ではデータ無制限のプランも増えましたね!
昔は月末になるとデータ容量を超えないかハラハラしたものです、、

使い方②:通信速度としてのギガ

もう一つの使い方は通信速度としての「ギガ」で、
「Gbps(ギガビーピーエス)」の略です。

Gbpsは「Gigabits per second」の略で、1秒間に送受信できるデータ量を表します。
つまりこの数字が大きければ大きいほど、
通信速度が速いということが言えます。

ちなみにデータの単位は以下のようになっています。

  • ビット (bit)
  • バイト (Byte)
  • キロバイト (KB)
  • メガバイト (MB)
  • ギガバイト (GB)
  • テラバイト (TB)

まとめ

いかがでしょうか。

今回解説した用語を以下にまとめます。

まとめ
  • 光回線
    インターネットを閲覧するための道のようなもの。
    以前までは電話回線が主流であったが、
    現在は光回線を使うのが一般的。
  • 光コラボレーション
    フレッツ光のサービスを使って各プロバイダで
    サービスを提供すること。
    自社で用意した光回線を「独自回線」と呼ぶ。
  • ギガ
    主に「通信容量としてのギガ」と「通信速度としてのギガ」
    の2種類の使い方がある。
    携帯キャリアが言うギガは前者、
    プロバイダが言うギガは後者と覚えよう。

今後もこのようなインターネットやITに関する知識をどんどんご提供していこうと思います。
今回はご高覧いただきありがとうございました!

ABOUT ME
インフラエンジニア社会人
インフラエンジニア(ネットワーク特化)の会社で10年ほど勤務している現役インフラエンジニアです。 もともとは飲食業界で正社員をしておりましたが、 「この仕事は自分に向いていない!」と考え直して転職しました。 現在の会社に就職後は1年ほど運用監視を経験した後、 設計構築の部署で5~10人のメンバーの教育をしながら業務にあたっています。 また、2児の父でもあり、仕事をしながら子育てにも追われています。